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新作イラスト

最近のイラストです。下に行くほど古い絵になります。
今回の新作イラストは成美堂出版の『日本の歴史 人物事典』に掲載していただいたイラストとその設定ラフになります。

          【長宗我部元親】

・公開    :2017年4月
・ネタ元   :日本史
・制作目的  :仕事絵(成美堂出版『日本の歴史 人物事典』)
・使用画材  :Photoshop CS4 Painter Essentials 4 ComicStudio EX3.0
・pixivリンク:→こちら

 戦国から安土桃山時代の土佐の大名、長宗我部元親を描かせてもらいました。元親は若い頃は色白でおとなしい性格であった為「姫若人」と揶揄されていたようですが、初陣での戦いぶりから「鬼若人」と呼ばれるようになったとか。ですので中性的なイメージで、しかし勇猛さと軍団を率いる総大将としての貫録を感じさせるようなものを描きたかったんですね。




                【長宗我部元親 設定ラフ】

・公開    :2017年4月
・ネタ元   :日本史
・制作目的  :仕事絵(成美堂出版『日本の歴史 人物事典』)
・使用画材  :Photoshop CS4 ComicStudio EX3.0

 上のイラストを描く前にまずアイディアをまとめるために描いた設定ラフです。まずはテキトーに描き始めるんですが、いつもなかなかイメージが固まらず苦労します。正直なところ中性的な男って描いた事なかったもんで、この時は特に困りました。
 ところで・・・高知市長浜にあるという長宗我部元親公初陣像、残念ながら実際に見た事は無いのですが、カッコいいですねぇ・・・




           【藤堂高虎】

・公開    :2017年4月
・ネタ元   :日本史
・制作目的  :仕事絵(成美堂出版『日本の歴史 人物事典』)
・使用画材  :Photoshop CS4 Painter Essentials 4 ComicStudio EX3.0
・pixivリンク:→こちら

 戦国から江戸時代の武将であり伊予今治藩主である藤堂高虎です。高虎は相当な大男だったらしく、身長190cm、体重100kgもあったとかなかったとか。そして全身に戦で負った傷があり、手足の指も何本も無くなっていたそうです。そんな訳でまずはとにかくデカイ男、というところからイメージして行きました。大名より主君に仕える武将としての高虎のイメージで描いてます。高虎は生涯で何度も主君を変えていて、その為に不義理な人物と呼ばれる事もあるようですが、自信を評価してくれる主君に対してはとことんまで尽くす人物でもあったようです。




                  【藤堂高虎 設定ラフ】

・公開    :2017年4月
・ネタ元   :日本史
・制作目的  :仕事絵(成美堂出版『日本の歴史 人物事典』)
・使用画材  :Photoshop CS4 ComicStudio EX3.0

 藤堂高虎の設定画です。高虎は部下思いの人物でもあったようで、むしろ義理に厚い人物のように思います。そんな雰囲気が出ればなー、と思いつつアイディアをまとめていった訳ですが、大鉄砲に関しては完全に私の趣味です。正直言って持たせる武器に困ったんですよね。長宗我部元親は槍の名手で、後述の藤原秀郷は弓矢による大百足退治の伝説があるので何も悩む事は無かったんですが・・・さて、高虎はどうしよう、と。それに、何しろこの体格です。普通の武器じゃ高虎の体格に負けて貧弱に見えてしまいそうで。それであれこれ考えた挙句、戦国時代のアンチマテリアルライフルである大鉄砲を持たせることにした訳です。まぁ大鉄砲は現存もしている実在の武器ですし、もしかしたら高虎も持っていた・・・かも知れません。




           【藤原秀郷】

・公開    :2017年4月
・ネタ元   :日本史
・制作目的  :仕事絵(成美堂出版『日本の歴史 人物事典』)
・使用画材  :Photoshop CS4 Painter Essentials 4 ComicStudio EX3.0
・pixivリンク:→こちら

 戦国時代から大きく遡って、平安時代の武将である藤原秀郷です。史実的には平将門の乱を鎮圧した武将ですが、大百足退治の伝説で有名な人物でもあります。曰く琵琶湖の龍神から三上山に巣食った大百足の退治を頼まれて、山を七巻き半もする巨大な百足を弓矢にて射倒した。そして秀郷は百足退治の礼として龍神から米が尽きる事のない俵をもらい、その事から秀郷は俵藤太とも呼ばれるようになった、と。このイラストはその大百足退治のイメージで描いています。伝説では大百足の硬い体に秀郷の矢は悉く弾かれますが、百足が苦手とすると言われる唾を鏃に吹きかけ、神仏に祈念した最後の一矢が遂に大百足を射抜いたと言われています。まさにラストシューティングですね。




                 【藤原秀郷 設定ラフ】

・公開    :2017年4月
・ネタ元   :日本史
・制作目的  :仕事絵(成美堂出版『日本の歴史 人物事典』)
・使用画材  :Photoshop CS4 ComicStudio EX3.0

 藤原秀郷の設定ラフです。秀郷は平安時代の武将なので、当然武具もその当時のものにしないといけないのですが、平安時代の鎧は「大鎧」と呼ばれるもので、小さな金属片を紐で編み上げて作ったものだそうで・・・つまりは非常に細かい部品を非常にたくさん使って組み上げた、実に手間のかかった代物だったようです。当時の武将たちにとってこの大鎧は家屋敷と同じくらい高価な、まさに一財産だったようです。後の戦国時代になってより防御に優れ、しかも構造が簡単で大量生産に向いた「当世具足」が発達した為に大鎧は姿を消したとのことです。




           【杉原千畝】

・公開    :2017年4月
・ネタ元   :日本史
・制作目的  :仕事絵(成美堂出版『日本の歴史 人物事典』)
・使用画材  :Photoshop CS4 Painter Essentials 4 ComicStudio EX3.0
・pixivリンク:→こちら

 今度は一気に近代、と言うかほぼ現代、明治から昭和の時代の人物である杉原千畝です。外交官であり、太平洋戦争勃発直前のリトアニアでナチス政権に迫害されていたユダヤ人に独断でビザを発給し、約6000人のユダヤ人の国外脱出を助けた人物です。千畝は赴任先であるリトアニアのカウナスを離れなければならなくなっても、カウナスを発とうとする列車の窓から手を伸ばしてビザを書き続けたという事で、そんな緊迫感と言うより悲壮感の溢れるイメージが最初はあったのですが、千畝の優しさや温かさを表すような、明るく穏やかなものにしてほしいというクライアントの意向があったのでこんな感じのものになりました。カウナスを去る時ではなく、訪れた時のイメージですね。千畝が着任した当時のカウナスにはまだ日本人が全くいなかったため、地元紙が取材を求めて「日本はどんな国なのか?」と千畝にインタビューしたそうです。




            【杉原千畝 設定ラフ】

・公開    :2017年4月
・ネタ元   :日本史
・制作目的  :仕事絵(成美堂出版『日本の歴史 人物事典』)
・使用画材  :Photoshop CS4 Painter Essentials 4 ComicStudio EX3.0

 ある意味、一番悩んだ杉原千畝の設定ラフです。なにしろ平安や戦国時代の人物と違って、実際の写真ではっきりと顔が分かっている訳ですから。都合上写真そのままという訳にも行きませんが、かといってあまりに離れてしまう訳にも行きません。それで最初は似顔絵のように描いて、そこから少しずつ若めにして行った感じです。結果として、実際のイラストではこの設定画よりさらに若めになりました。あと千畝は正教会の洗礼を受けていたので、多少、聖職者のようなイメージで描いています。